ご予約・お問い合わせ

診療時間は曜日によって異なります。

ご予約・お問い合わせはこちら

096-379-1717

診療時間は曜日によって異なります。

フッ素のむし歯予防

2007年5月12日|

ハンバーグ、カレーライス、スパゲッティなど最近の子どもたちの好物は柔らかいものばかりです。そのうえ砂糖の入った甘い食べ物があふれていて、ますます子どもがむし歯になりやすい世の中になってきました。
ところで、むし歯予防にフッ素が有効であると聞いた方も多いでしょう。
今回は、フッ素がどのようにしてむし歯を予防するのかお話していきたいと思います。

子どもたちの萌出した直後の歯は、まだエナメル質の結晶構造(ハイドロチシ・アパタイト)が完全ではありません。歯が萌出した後、唾液中のカルシウムイオンが不完全な部分に取り込まれて、エナメル質が強くなっていきます。フッ素を歯の表面に塗ると、カルシウムの代わりに、フッ素がエナメル質の結晶の不完全な部分に早く取り込まれて、早期にエナメル質を強くすることができます。また、初期のむし歯におかされた白濁部(エナメル質の結晶がこわれかかった部分)にもフッ素が取り込まれ、ふたたび硬くしてむし歯の進行を阻止します。

ところが、フッ素を塗ってむし歯が増えたという子もいるのです。その子は、フッ素を塗ったからとすっかり安心して、おやつのダラダラ食いをしたり、歯磨きを怠けてしまったのです。フッ素をむし歯予防の特効薬と過信して逆効果を生んでしまったようです。

さて「フッ素は身体に有害ではないか」と心配する人もいらっしゃるかもしれません。むし歯予防に用いる程度の量なら、心配ありません。フッ素は、私達の身体の中はもちろん、緑茶・塩・イワシ・海藻・牛肉等自然界のあらゆるものに含まれています。歯科医師や歯科衛生士によって正しく使用される場合は人体に有害ではありません。

もちろん、フッ素入り歯磨き剤やうがい薬も、安全なように濃度が考えられています。