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金属アレルギー

2007年6月1日|

アレルギーといえば、みなさんは薬物アレルギーや食物アレルギーを思い浮かべるのではないでしょうか。薬物や食物のアレルギーに比べると、非常にまれにしか発現しませんが、いろいろな金属でアレルギー性皮膚炎が起こることがあります。これを金属アレルギーといいます。頑固な湿疹・かぶれ・吹き出物や不眠は金属アレルギーが原因で起こる場合があります。ピアス・ネックレス・指輪等は着けているその場所にアレルギー反応がでますが、口の中の金属は唾液で金属イオンが流出し全身にまわる為、身体のどこにアレルギー反応が出るかわかりません。

歯科の治療では、むし歯や歯の欠けた部分の修復に金や銀、パラジウムをはじめ、さまざまな種類の金属を使用しています。これらは数十年前から現在に至るまで歯科治療において絶大な効果をあげてきました。歯科治療において金属は重要な役割を占めています。 ただ、口腔内は金属にとって非常に過酷な環境である為、目にみえない形で微量のタンパク質と結合すると、本来生体がもっていない化学物質ができ生体はこれを異物とみなして、アレルギーが起こることがあるのです。

日常生活においても、いろいろな金属が、アクセサリーや腕時計、鍋などの台所用品や食器に使用されている為に、金属アレルギーの原因が歯科治療で使用した金属であるかどうかは、原因金属を特定するパッチテストを行わなければなりません。金属アレルギーが疑わしい場合は、診断に際し皮膚科の協力を得て共同で治療に当たります。

近年では、セラミックやプラスチック等、金属以外の材料を使ってむし歯や歯の欠けた部分の修復が可能になった為、パッチテストの結果、歯科用金属にアレルギーがあっても安心して治療をうけることができます。